泣く|涙が癒すチカラ

涙のチカラ

 最近、いつ泣きましたか?
年齢を重ねることで涙もろくる人や、共感して泣いてしまう人、感動して泣いてしまったりとドラマや映画をみているとついつい感情移入してしまったりしますね。この”泣くこと”が心とカラダを健康にしてくれる力があることが、最近わかってきました。

涙を流して、明日の心とカラダの健康に、予防しましょう。

■3種類の涙がある

 冒頭にもありますが、最近どんなことで泣いたか覚えていますか?
その後の気持ちってどんな気持ちになりましたか?

成功して嬉しかった時、失敗して悔しかった時、大切な人との別れ

色んな場面で考えて思い通り以上の成功があったり、失敗があったり、出会いと別れが
涙を誘ってしまいますね。涙を流した理由に最も多いのが”感動”です。

本題ですが、3種類の涙のうち、
一つ目が”ドライアイ防止の角膜を保護するために分泌される涙”
二つ目が”目にゴミが入ったときや玉ねぎを刻んだ時の目を守る為の反射の涙”
三つ目が”悲しみや感動で流す、情感の涙”なんです。

 ”情感の涙”には、その時の高まっている感情を抑え、心身をリラックスさせる力が秘められているんだとか。でも、どうしてそんな力が涙にあるのか、、、涙の変化について知っておきましょう。

赤ちゃん 泣く

■成長していく涙

 皆さん、最初は泣いて生まれましたね。産声を上げること、でもこれは涙は出ていないんですよ。涙を流すようになるのは1歳ぐらいになってから涙が出るようになります。赤ちゃんの泣く行為は、空腹、オムツなど、周囲の大人へ伝える為の伝達手段。

赤ちゃんから子供へと成長し、泣けば大人が不快を取り除いてくれることを知ると、不快の解消を目的に泣くようになるのが赤ちゃんや子供の頃。

成長期になると、中学、高校生はプライドが傷つけられた、悲しみに耐えれなくなったとき
ココロの重圧や、悔し涙、悲しみの涙で、解消する術を自然に身につけます。

ですが、大学生や社会人になると、社会的にこういった涙を人前で流すことが許されなくなるというより恥ずかしく思うように変わっていきます。それは、感動の涙と共感の涙だけが許される涙として変化して行きます。辛いことや悲しいことを乗り越えた思い出を、感情移入する前頭前野が鍛えられた大人だからこそ流せる涙に変わっていったのです。

涙は人生で乗り越えなければならない困難に深い関わりがあるんだとか。
スポーツ選手が表彰台で泣くのは、辛いトレーニングをしてきた思い出や勝負に負けた時の悔しさを思い出しそれを乗り越えた喜びと解放感に満たされるからなんだそうです。

それを見て涙を流す人も、その道のりをを疑似体験し、自分の体験と重ね合せて心が解放されます。このように成長する過程で様々な困難にぶつかりストレスを感じることで”情感の涙”が人間に備わっていくんですね。

泣いてスッキリ

■涙を流すことはリラックス作用がある

 涙のメカニズムには意思とは関係なく動く自律神経が関わっています。人間のカラダの交感神経と副交感神経という自律神経の働きによって緊張したり、集中力がアップしたり眠ったりできるですが、この副交感神経がリラックスをしている時に泣くというのです。

人がストレスを感じると交感神経が緊張状態になり、脈拍や血圧の上昇、不眠や寝不足など
睡眠不足になることもあります。この交感神経の緊張を緩め、ストレスを解消するには、何も考えずに眠ってしまう事がいいことだそうです。

眠ると自然に副交感神経に変わり、気分がリラックスします。そして眠ること以外に副交感神経へと切り替える方法が”情感の涙”です。

泣くのを我慢するとダメなの

■泣くことを我慢するとストレスが溜まり易い

 人は涙を流す時は交感神経の緊張が高まり、前頭前野が激しく興奮した直後に涙が流れ副交感神経へ切り替わるんですね。心身がゆったりリラックスした状態になるんだと専門家が言っています。

それは眠っている時と同じように心身がホッと休まる状態で、泣いた後、ぐっすり眠ったときのようにスッキリ出来ていることが多くないですか?

ですが、涙をこらえた人や泣くことが出来なかった人は、ずっとスッキリしないそうです。

泣くのを我慢するとストレスが解消しない+また新たなストレスになってしまうと。その状態が続くと高血圧や胃潰瘍などの危険性が高まるそうです。涙の量や泣いた時間は関係なく、涙を流すことで副交感神経へと切り替わり、健康のためにも涙を我慢しないことがいいそうです。

涙はストレス解消のために、とても便利なリラックスの手段です。ストレスが溜まってきたなと感じたら、カラオケやお酒と同じように、リフレッシュ方法の一つとして泣くことを取り入れてみましょう!

■”笑い”ではなく”泣く”ことがスッキリする

 笑う事も免疫力が高まり健康にいいとされていますが、ストレスを解消することとなると、泣くことの方が効果的だそうです。笑って水に流すことが多い人は、泣く方法で試してみてはいかがでしょうか?

映画

■自然と流す涙の流し方

1.休日前の夜に

 1日の中で一番リラックスできる時間帯は仕事が終わって、次の日が休日の場合が多いですね。1週間仕事をしていても、その日によってストレス具合は様々。モヤモヤが溜まってるなと思う時って1週間に1回きりではありませんね。

週1もしくは週2でココロをリセットすれば、休日も楽しく過ごせるでしょう。

2.涙の量より、涙の質

 ここでは思い込みという表現ではありませんが、ストレスを解消するには交感神経を優位に働く状態から副交感神経に切り替える作業のようなことが必要になります。涙が少しでも流れたら、それは副交感神経にスイッチされた証拠。号泣よりも気負いしないような涙が良好です。

3.個室で泣くこと

 職場などで、どうしても涙が止まらなくなった場合は、トイレなど駆け込んだ経験がある女性もいらっしゃるのではないでしょうか?泣けない人にとっても、個室と言うのは恥ずかしい一面を見せない場所として、泣ける場所に変わります。

涙を流すことが恥ずかしい、涙を流すのは弱い人、と決めつけている人でも1度や2度、涙を流した経験があるはず。今までスッキリしたことがない人も、涙を流す場所を決めて、モヤモヤを解消してみてはいかがでしょうか?

4.共感しやすい、映画やドラマ、本

 感動する共感することには以外には涙は流れてきませんね。ですからドラマや映画、本などの登場人物に感情移入しやすい作品がおすすめ。「いつも泣いてしまいます」みたいなドラマや映画を1つでも持っておくと、良いみたいですよ!

■まとめ

 いかがだったでしょうか?涙を流すことでストレスが解消されれば
休日もどんよりモヤモヤしないで、リフレッシュした休日が送れるかもしれません。

またお肌にとってもストレスは良くないものですから、涙を最近流してないなっていう方は
実践してみてはいかがでしょうか?顔

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