食べると眠くなっちゃう…
昼食後、落ちてしまう…

5月に入ると温かくなって、ついつい睡魔に襲われることがありますね。でも、毎年5月の時期にポカポカ陽気で睡魔に襲われる原因って皆さん知っていますか？

実は肝臓が弱っているせいかも・・・

そこで、肝臓の代謝を良くして眠気やダルイ症状をイキイキと過ごせる解消法をご紹介したいと思います。

■5月は代謝が上がる

人間、食べると眠くなってしまう原因としては、食べるチカラを使っているから。

このチカラを担っているのが"肝臓"です。

肝臓の働きは、小腸から吸収した栄養を吸収、または毒素の解毒する働きで、カラダの化学工場とも言われている臓器です。冬の間、代謝が低くなっていることから、徐々に温かくなってくると次第に代謝はUPします。

この5月の気温なども30度近い気温になり、陽に照らされるとポカポカ陽気で代謝も上がり肝臓の機能も活発になる事から、カラダにはイイ現象でも、睡魔やダルさをどうにかしたいものですね！

■なぜ肝臓のせいで眠くなったりだるくなるのか

肝臓がカラダの化学工場と言われる所以は、様々な仕事を行っているからなんです。カラダの中に必要な栄養素を合成し、分解して排出、また解毒、消化を助ける胆汁を作る働きをしています。

もしも肝臓の働きが低下しているのだとしたら…

栄養素を合成できず、分解、排出が低下、解毒、胆汁の減少などを考えると、毒素がそのままカラダの中に回ってしまっている可能性も否定できません。

肝臓の機能一つで、睡魔や眠気に襲われてしまう事もあり得るというちょっと恐いお話…

■そもそも、肝臓が疲労してしまうのはなぜ？？？

1.エネルギー代謝：タンパク質、炭水化物、脂質の合成
2.神経伝達物質のレベル低下
3.血液からのアンモニアや異物を除去

肝臓の働きが衰えてしまうと、この役割が100％のチカラで果たす事が出来ず、結果として怠さや、眠気、不眠などの疲労症状が現れるといいます。

□肝臓の主な代謝の働き

肝臓はタンパク質、炭水化物、脂質をエネルギーに変える臓器です。ブドウ糖＝グリコーゲンを貯蔵していて、必要に応じて血中グルコースとして、血液中の血糖値の調整を行い疲労感の回復、低下すると疲労感が起こってしまいます。

□肝臓の神経伝達物質の働き

肝臓の神経伝達物質を向上させる、セロトニンとノルアドレナリンの分泌が行われています。

・セロトニンは血管の緊張を調節する分泌液で睡眠や体温調整などに働きかけます。

・ノルアドレナリンは副腎から血液に放出されるホルモンで、注意や衝動性が制御され心拍数や交感神経を動かし、脂肪やエネルギーを放出、筋肉の反応を上げる。
 

□肝臓の主な解毒の働き

肝臓は、血液をキレイにしてくれています。解毒作用によってウィルスや細菌、異物を除去、新鮮な血液の循環と栄養素を送り、酸素と同時に排出しています。肝臓のおかげで、カラダの怠さや、エネルギー補給、疲労症状を軽減してくれているんです。

■肝機能を高め、眠気やだるさを予防する食べ物

・アラニン
かつおぶし、豚、ゼラチン、大豆

・果物
リンゴ、グレープフルーツ

などが弱った肝臓を良くするのにイイ食べ物たちです。

■注意しましょう、鉄分と脂質

鉄分が多い食品を食べると肝臓の機能を弱めてしまう事があります。なので、鉄分が多い食べ物を食べてしまったぁ～って思ったときは、コーヒーやお茶を一緒に取ると鉄分を阻害してくれるそうです。

■減量、ダイエット中の方には

太りすぎは肝臓の負担が大きく、肝疾患の発症率が高くなります。 このためダイエットは肝機能回復にはいいのですが、肝臓を休めることが目的で ダイエットにイイとされる"ささみ"はタンパク質の塊なので、肝臓にはあまりよくないそうです。

逆に負担をかけてしまって、肝臓が休まらないなど、逆効果になることも！！！ 減量している方は、運動やタンパク質の制限をして、減量方法に注意しましょう。

■休肝日、禁酒すること

アルコールやアセトアルデヒド（有害物質）などお酒を分解する過程で、負担をかけてしまいます。お酒を習慣的に飲んでいる方は、量を減らす、回数を減らす、アルコール度数の低いお酒にするなど最終的には断酒をして、元気な肝臓を取り戻しましょう。

■ひとこと

5月は、眠気に襲われることがほとんどではないでしょうか？お天気もいいし、寝たい…っていう暇は御座いません！！！

肝機能も大切ですが、お肌のことも意外と近からず遠からずなので肝機能を元気にすると他の臓器も元気になって代謝も改善されるので眠気やだるさに襲われている人は、肝臓を労わる事から始めてみてはいかがでしょうか？