馬油、ホホバ油は魔法の媚薬じゃない!

馬油

皮脂は最高級の天然クリーム

肌のバリア機能を支える「皮脂」。皮脂は私たちの肌にとって、最高級の天然クリームです。ですから、昔から肌のバリア層を守るクリームは、油を皮脂に見立て、水を汗に見立てて作られてきました。本当に美容を考えるのなら、皮脂に学ぶところはとても多いんです。

健康な肌を維持するには、油と水のバランスが大事

油だけだと、皮膚組織の水分が蒸発せず留まりすぎて肌のターンオーバーがうまくいきません。また、過剰に水だけを与え続けても、肌が水浸しになり、やはり肌のターンオーバーがうまくいかなくなってしまいます。肌のターンオーバーとは、肌の組織が生まれ変わること。

最近人気の馬油やホホバ油も、それだけでは不十分

皮脂は、いろいろな種類の油が混ざったもの。肌に生息する微生物の種類ごとに、エサとする油の種類も違います。確かに、純粋な馬油やホホバ油といった油には、合成界面活性剤のような毒性のある成分はないでしょう。けれど、1種類の油だけでは、常在する何百種類もの微生物を育てることは残念ながら、難しい。

馬油に関していえば、、、、

まず、馬油は馬の皮脂ではありません。体のなかの脂肪のことです。牛なら牛脂、豚ならラードにあたるもの。人と馬や豚は違う生き物。体温ひとつとっても全然違うんですよ。豚は38度、馬は寝ているときや静かにしているときで38度、走っているときは40度になるそうです。体温が違うということは、それぞれの油の硬さも違うということ。

つまり、体内の油の種類も違ってくるのです。さらに言えば、馬油は馬にとっても皮脂ではありません。人間だって、体のなかの脂肪と皮脂はまったく違います。つまり、いくら馬油が安全なものでも、それだけでは全然不十分なのです。

肌について考えるときは、あくまで、人間の肌のしくみを理解し、本来の肌の成分を基本に考えないといけないということをご理解いただけたでしょうか?

美肌の秘訣は、私たちの肌そのものにあるんですよデ―d(゚Å゚o)―ス!

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