生理期間中に、食欲を抑えられずに、ついつい食べ過ぎて自己嫌悪……となった経験がありませんか?ホルモンがいたずらしているんだとは何となくわかっても、止められないのが食欲。今回は、生理期間中のドカ食いを防ぐ方法をご紹介します。
なぜ生理前から食欲が増すの?
排卵が起こった後、生理前は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が多くなってきます。このホルモンの影響で、体調もメンタルも不安定になり、イライラしたりする人も。
食欲が増すのは、このプロゲステロンの働きです。血糖値を下げる作用があり、血糖値が下がると脳が「食べろ」と指令を出すので、食欲が増すのです。
生理前の食欲とつき合う方法
基本的には、生理がはじまるとプロゲステロンの分泌も減りますので、食欲は戻ります。しかし、PMS(月経前症候群)やプロゲステロンの影響をどれくらい受けるかは、個人差があるので、自分に合った食欲との付き合い方を探してみましょう。
【その1 食事回数を増やす】
普通の食事量を増やすと、当たり前ですがカロリーオーバーになりますので、1回の食事を数回に分けて食べるようにしましょう。ホルモンの影響で血糖値が下がりやすいため、頻繁にお腹が空くのですから、ちょこちょこと少しずつ、あまり時間を置かずに食べるのが食欲コントロールのコツです。
【その2 適度な軽い運動】
血糖値が下がることによる空腹ですから、お腹が空いたと感じたら、階段を使うとか、ステッパーや踏み台昇降のような、その場でできる軽い運動をしてみてください。運動することによって血糖値が安定し、空腹感が軽くなります。また、水分は炭酸水で摂ると、お腹が膨らみます。
【その3 ビタミンB6を摂る】
排卵後、女性の身体から減ってしまう栄養素がビタミンB6なのです。また、ビタミンB6は、PMSにも効果があると言われているので、生理前から生理中にかけては積極的に摂りたい栄養素です。
・マグロ・サンマ・イワシ・サバ・にんにく・大豆製品・バナナ
などに多く含まれています。
ひとこと
生理期間中は、どうしても女性ホルモンの影響を受けるものです。食べたいのをガマンしすぎるのも逆にストレスをためてしまうことになるので、ご紹介した方法で上手に食欲とつき合っていきましょう!
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