洗顔後や入浴後は、すぐに保湿しなきゃ!ってことは知っていても、そのやり方が間違っていては、せっかくやっても意味がありません。
保湿で本当に大切なのは、外から与えることではなく、自分の肌の「水分保持能力を上げる」こと。そのための、コスメの役割についてご紹介します。
保湿は美容液かクリームで
保湿=化粧水というイメージが強いかもしれませんが、肌の機能がダメージを受けていて、肌の水分保持能力が劣っている時にあまりバシャバシャ化粧水を重ね付けしても意味がありません。
肌の水分は、角質層の細胞と細胞の間にある脂質が担っていて、細胞間脂質と呼ばれています。この細胞間脂質が保湿能力のカギ。
ここにセラミドやヒアルロン酸を補ってあげることが、保湿の大切な役割なのです。
化粧水は、乾く時に一緒に肌表面の水分を奪ってしまう恐れがあるため、美容液かクリームが最適。フルルボローションはマルチに使えるので、セラミドの配合されたプラチナクリームにちょい足しで使うと、さらに保湿力がアップしますよ!
食べ物から補える?
「コラーゲンを食べると翌日お肌プルプル」などと言いますが、実はコラーゲンをいくら食べたり飲んだりしても、直接お肌には届きません。
なぜなら、胃腸でまずアミノ酸に分解されてしまうからです。
化粧品に配合されているコラーゲンは保湿剤ですが、コラーゲンを食べても即効でお肌に効果が出るという訳ではないのですね。
では、水分保持能力を上げる食べ物ってあるのでしょうか?
それは、セラミドを含む食品です。これは一度腸に吸収され、スフォンゴシン、糖、脂肪酸に分解されます。このスフォンゴシンが角質層でセラミドの産出を促してくれます。
【セラミドを多く含む食品】
黒豆、小豆、ワカメ、ひじき、蕎麦、紅茶、コーヒー、黒こしょう、
大豆、こんにゃく芋、米、小麦など
●ひとこと
特にこんにゃく芋には米の7〜16倍のセラミドが含まれているそうです。
低カロリーで保湿力が上がるなんて、素晴らしいですね!
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